vol.016 ゴチバトルin白帝/四川料理 (1999.10)
1999年9月17日(金)、この日も売込隊ビームの稽古は行われていた、のだが…。稽古は6時開始。しかし、稽古場にあったテレビは7時を回っても映っていた。我々の稽古がどのような雰囲気で行われているかは別として、テレビではナインティナインが出演している「ぐるぐるナインティナイン(通称=ぐるナイ)」という番組が始まっていた。役者はみんなその番組に釘付けのようだった。ぐるナイの人気コーナー、「ごちになります」に釘付け。偉い人が「稽古しようやあ」と言ってテレビの電源を切っても、役者陣はやや本気で怒って「なんでやねん」とごねる。どっちが「なんでやねん」やねん。結局ぐるナイを最後まで鑑賞し、稽古開始から2時間が経ったころ、テレビの電源は消された。ああ、おもしろかった。企画王子宮都謹次が口を開いた。「ごちバトル、俺らでやろうや」「おう、やろやろ」口々に声があがる。そうなると、とんとん拍子で話は進み、山田かつろう、太田清伸、小山茜の3人が出場、司会宮都、三谷と梅本はウェイトレスと決まった。ここで軽くルール説明。
【ルール…各々、各自注文した料理の値段を予想しながら、合計金額一万円を目指して食べ続ける。一万円に達したと思った時点でストップし、その予想金額が最も近い者を勝者、最も遠い者を敗者とする。敗者は、上位二人の料金を支払う。なお、企画者側から指定されたスペシャルメニューと、グラスビール一杯は全員一品目に注文、デザートは必ず一品以上注文することとする】
簡単に出場者が決まったが、負ければ3万円前後の負担が掛かってくる。この企画があがった当初、3人にその危惧を感じている様子は伺えなかった…。ちなみに、今回映像全般をお任せしている村山氏に撮影を依頼し、この模様を予約販売中の公演ビデオ「鬼斬り」のおまけ番外編に収録することにした。
さて、ロケ地だが、ぐるナイのレベルにも負けないくらいの店を選ばなくてはいけない。いろいろリサーチした結果(2件)、千里中央・四川料理「白帝」に決まった。白帝の店主には、個室を用意してもらったり、事前に店のメニューを貸していただいたりと、いろいろと無理を聞いてもらった。ありがとうございました。
10月3日(土)、その日がやって来た。「売込隊ビーム・ゴチバトルin白帝」当日。3時に北摂の大都会千里中央に終結。出場者は凝った衣裳で集合の約束。太田はおじいちゃんの袴、小山はチャイナドレスという気合の入った衣裳で登場、山田のみ胡散臭いマジシャンのような格好で現れた。三谷、梅本もドレスアップし、そこはまるで結婚式の2次会の集合場所のようだった。袴とチャイナドレスがいるせいか、多くの人が振り返る。もう高貴の目にさらされるのは慣れっこさ。そんな格好をしてはいるが、出場者3人の動悸は確実に高まっている。なんと言っても、大金が動くのだ。生活費が掛かっている人間だっているし、多額の借金を抱えている人間もいる。たかが一企画で、3万円の出費が痛いのはよくわかる。が、我々は同情などしないのだ。そんな浮かない表情の3人をよそ目に、カメラマン村山氏の到着を待ち、我々は白帝へ足を向けた。
「おお!」ぐるナイのロケ地にも引けを取らない店構えに一同感嘆の声。土曜日の3時半ということもあり、店はガランとしている。「予約していたY山ですけど」…店員は軽く頷いて、我々を個室へ通してくれた。「すげー!」驚いてばかりで、育ちの悪さを露呈してしまうが、本当に立派な部屋だった。半径1.5Mはあろうかという、中華料理(白帝は四川料理です)には欠かせない円卓が嬉しい。正装した3人が並んで座ると、異様な雰囲気が漂う。「俺ら間違ってないやんな?」ああ、間違っていない。カメラも設置し、Y山が作成した値段無明記のメニューを配布。ゴチバトルはスタートした!
さて、ここからノリノリでバトルの状況をお知らせしなければいけないのですが、もともと映像を意識した企画というせいもあり、如何せん文章では伝えにくいのです。そこで考えました。ビデオの売上を伸ばすことも考慮に入れ、この企画の模様はビデオでご覧戴くということでご了承下さい。
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