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vol007 カレーライスが生んだ友情ドラマ!(1998.7-8)

一心寺百物語でデブ役を志願した太田清伸は、7月22日、カレーハウスCoCo壱番屋で大盛りカレーに挑戦することになった。CoCo壱番屋(以下ココ壱)に行った事のある人ならご存知であろうこのシステム。1300グラムのカレーライスを20分以内に食べきれたら無料、証拠の写真が今月一杯店に貼ってもらえる。無理だったら料金を支払う例のやつだ。

1. トッピングによって値段は変わるが、清伸はビーフカレーにほうれん草を加えた1400円のやつだった。

2. カレーが目の前に。一同皆盛り上がる。実はそう腹が減っていない清伸はノリに合わせて楽しそうにしているが、目は笑っていない。

3. 食べる。とにかく食べる。しかし、あまりの熱さにペースダウン。氷をカレーに入れるという荒技まで披露。

4. ん?あれ?段々・・・調子が・・・もう食べれません?何だって?信じていたのに・・・。

5. 数日たち、皆の記憶も薄れ・・・この結果
に関係なく清伸はデブ役をこなし、百物語前夜祭を終え、トバスアタマの稽古に入っていた。

6. ココ壱のことは誰もが忘れていたある日、中谷康晃の突然の発言。「清伸の屈辱、俺が晴らしてやる」「何?」「ココ壱の大盛り食ってやる」とてつもない自信が込められた口調だった。清伸の前例を見ている我々としては絶対無理だと確信した。そこで出された条件は、中谷が全て食べきったら一人千円中谷に支払うというものだった。もう中谷はやる気満々。

7. 8月31日。稽古後ココ壱に集合。雪辱戦にやってきた中谷が頼んだメニューは、「フィッシュフライカレーほうれん草ポーク」であった。おかず系を入れて舌を飽きさせないことを中谷は始める前からしきりに言っていた。カレーがやってきた。皆当然盛り上がる。「いただきます」中谷康晃は学習していた。前回の清伸の失敗をすべて彼の頭の中でデータ化し、その緻密な計算から生み出された方法を用いた。それはごはんだけをとにかくバクバク食べること。我々は驚いた。そうか、ルーは最後にスープとして飲むのか。

8. 速い。清伸の時より明らかにカレーが減っている。作戦は成功しているようだ。10分を過ぎたあたりで、もうゴールの予感を誰もが感じた。ただ一人を除いて・・・。中谷康晃。彼には我々が見ているカレーの量より5倍くらいに見えていた。でも、あともう少しじゃないか。がんばって。

9. 16分16秒。彼は最後のフィッシュフライと
同時にご飯を飲み込んだ。成功。屈辱は晴らされたのだ。友情は深まる。そして夏目漱石は彼の懐に・・例によって、成功者の写真撮影。今月一杯中谷の写真が店に貼られる。これはもう一つのドラマだ。ん?今日は8月31日。今月一杯ってまさか・・・。